浴室などのヒートショック事故を激減させるための調査研究を、ベターリビングという財団法人がやっています。
2年前からこの調査や普及のワーキングクループに参加し協力していました。
温度差を押さえてヒートショックを無くす事で、浴室での事故は減る?
正直それだけの事かと思っていましたが、真相はもっと複雑、というか建築だけの話では無いのです。
おおざっぱに言うと「浴室事故撲滅キャンペーン」みたいな取組ですが(おこられるかな?)、医学的見解から国単位の指針や基準、日本の文化や歴史までさかのぼる話なので、特に日本では結構やっかいな問題だということがわかりました。
キーワードは「温度」。ということで温度計の写真ですが、
これは、自宅のあらゆるところの温度を把握してもらい、問題点を認識していただくためのツールです。
まずは、住まいを寒くしないことと、お風呂の入り方に気を付ける事。
この二つは連動します。
くつろぐ部屋が寒いと熱い風呂にゆっくり浸かりたくなる・・・日本人の至高の時間ですね。
これが問題です。
熱い湯と長風呂は危険! → 41℃以下・10分以内
だそうです。
寒い部屋では血圧は上昇します。
風呂に入ると一旦血圧は下がり、そして再び上昇。
それが続くと脱水症状+脱水症状=倒れて動けなくなる。
これがメカニズムです。
危険ですよね?
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